請求書・申込書・名刺・契約書などをOCRでデータ化する際、
意外と多いのが法人名の表記ゆれです。
例えば、
・(株)テスト
・(有)k&i商会
・(資)ケインズアイ
など、法人形態が略称で記載されているケースも多くあります。
このようなデータが混在すると、
・顧客検索ができない
・名寄せがうまくいかない
・CSV連携で不整合が発生する
・基幹システム取込時にエラーになる
など、OCR後の運用で問題になるケースがあります。
今回は、AI-OCRプラグイン for kintoneを利用して、
「(株)」→「株式会社」
のように、法人形態の略称を正式名称へ自動変換して登録する方法をご紹介します。
【この記事を読んでわかること】
・kintoneで法人形態の略称を正式名称へ自動変換する方法
・OCR後の法人名の表記ゆれを自動統一する方法
・AI-OCRでデータ加工・整形を自動化する方法
・CSV連携や顧客管理で役立つデータ品質向上の方法
AI-OCRで法人形態の略称を自動変換して入力
kintoneの拡張機能であるAI-OCRプラグイン for kintoneを活用する事で、
帳票を見ながら値を打ち込んでいた入力業務を、簡単に自動化することが可能となります。
また、単に値を読み取るだけでなく、
読み取った値をAIが加工・補完した上で自動入力できます。
例えば今回のように、
(株) → 株式会社
(有) → 有限会社
(資) → 合資会社
といった法人形態の略称を、正式名称へ変換しながらkintoneへ登録することが可能です。
一般的なOCRでは、
「読み取り後に人が修正する」
という運用になりがちですが、AI-OCRプラグインなら、OCR後の整形作業まで自動化できます。
また、AI-OCRプラグインでは、
・カナ変換
・住所分割
・郵便番号補完
・表記統一
・翻訳
・条件判断
なども実現できます。
OCRを活用したデータ加工・整形の活用例につきましては、下記の記事もぜひご覧ください。
AI-OCR活用方法のまとめ記事はこちら
kintoneでOCRを活用したデータ入力・加工の自動化まとめ【AI-OCR活用】

設定内容
今回は、下記のような会社一覧を読み取ります。
・(株)テスト
・(有)k&i商会
・(資)ケインズアイ
・税理士法人ケインズアイ
・有限会社ケインズ商会
住所情報も含めてOCRを実行します。

続いて、kintoneアプリ側に保存先フィールドを作成します。

次に、AI-OCRプラグイン側で抽出設定を行います。
今回のポイントは、抽出項目で下記のように「ことば」で指示している点です。
「1行目の会社名_法人形態の略称を正式名称に変換して回答」
AIが文脈を理解し、
・(株)
・(有)
・(資)
などを正式名称へ変換した上で、kintoneへ自動入力します。

読取り結果
それでは、実際の読み取り結果を見てみましょう。

結果を見ると、
・(株)テスト → 株式会社テスト
・(有)k&i商会 → 有限会社k&i商会
・(資)ケインズアイ → 合資会社ケインズアイ
のように、法人形態の略称が正式名称へ自動変換されて登録されています。
一方で、
・税理士法人ケインズアイ
・有限会社ケインズ商会
など、すでに正式名称で記載されているものは、そのまま正しく登録されています。
このようにAI-OCRプラグインでは、
「読み取り」だけでなく、「データ整形」まで含めて自動化
することが可能です。
OCR後の表記ゆれを自動統一する効果
法人名の表記ゆれは、OCR入力後の業務で大きな問題になるケースがあります。
例えば、
・顧客マスタとの照合
・CSV出力による基幹連携
・重複チェック
・検索・集計
・名寄せ処理
などでは、法人名の表記統一が非常に重要です。
しかし、人手で修正していると、
・修正漏れ
・入力ミス
・表記ルールのばらつき
が発生しやすくなります。
AI-OCRプラグインでは、今回のようにOCRと同時にデータ加工・整形を実施できるため、
OCR後の確認・修正業務を大幅に削減できます。
また、kintoneへ蓄積したデータをCSV出力し、会計システムや基幹システムへ連携する際も、
表記統一された高品質なデータとして活用可能です。
簡単設定で今すぐAI-OCRを試してみる
AI-OCRプラグイン for kintoneは、30日間の無料お試し利用が可能です。
設定はシンプルで、すぐに効果を体感いただけます。
・法人名の表記ゆれ統一
・住所分割
・カナ変換
・郵便番号補完
・OCR後のデータ整形
・AIによる条件判断
など、様々な業務自動化を簡単に実現できます。
製品に関するご質問、ご相談についてもinfo@kandi-sol.co.jp
までお気軽にお問い合わせください。